迅速対応! でも一方で…

以前ご紹介した相撲協会員や関係者に配布される相撲手帳
その巻末に収録されている相撲便覧には、以下の各名簿が掲載されています。
・年寄
日本相撲協会運営審議会委員
・相撲教習所講師
 
平成172005)年版までは、年寄名簿にはその本名、
現役時代の最高位としこ名のほかに住所と電話番号、生年月日まで、
そのほかの名簿には住所と電話番号が記されていました。
 
横審や運営審議会メンバーの多くは会社や事務所を連絡先としていますが、
平成17年当時、横審メンバーだった、
日銀総裁の故三重野康氏や映画監督の山田洋次氏、歌舞伎俳優の澤村田之助氏など
ご自宅の住所ならびに電話番号を掲載している人も見受けられます。
 
それが一転、平成18年版以降は、住所と電話番号の(年寄名簿からは生年月日も)
記載がなくなりました。
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そうです、平成17年に個人情報保護法が施行され、
相撲協会も迅速に対応したということです。
 
でも、ひとつ不思議なことが…。
相撲手帳の最後、奥付のページには、
自分に関わる情報を書く欄が設けられているのですが、
履歴書に本籍地の記載欄がなくなってから久しいというのに、
いまだに本籍を記すスペースが残されていることです。
 
まあ、書きたくない人は書かなきゃいいだけの話ですから、
修正する手間暇を節約しているのかな。
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