2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

縁は異なもの2

そういえば、「あの話面白いからブログに書いてよ」と夫からリクエストされている話がありました。 夫と知り合う少し前に、長らくお世話になっている、ある部屋のマネージャーをされていたKさんと、 たまたま高砂部屋のお隣の喫茶店でお茶をしていたときのこ…

招待状の差出人はだれ?

若かりしころ、オーストラリア滞在中にお世話になったMさんご夫妻。 長年シドニーに暮らしていらっしゃいましたが、10年ほど前に帰国されてからは福岡にお住まいです。 6年前の11月末のある日、妻Y子さんがクルマを運転中、 いつものようにあべちゃんのラ…

「お疲れさまでした!」

さて、引退翌朝は、各紙そろって社会面で大きく「最年長力士引退」を伝えました。 スポーツ紙のほうが扱いが小さかったので、 これは相撲のニュースというより、社会的事象ととらえられたのでしょうか。 主要な全国紙に写真入りで掲載されたためか、 12月に…

土俵を去る日

夫は6年前の九州場所をもって引退しました。 最後の相撲は13日目だったので、6年前の昨日ということになります。 その2、3日前に、日刊スポーツが夫の引退をほのめかす記事を掲載したせいか、 午前中の館内はいつもは静かなのですが、この日はお客さんも心…

縁は異なもの

活動拠点を福岡に置くあべやすみさんは、「あべちゃん」の愛称で親しまれています。 部屋のパーティーの司会をしてくださっているご縁で、 九州場所の折にはしばしば部屋にもおいでになるそう。 6年前の九州場所を限りに引退した夫のために、 現役時代から…

ラジオでも紹介された犬のお話

(クンクン→バタン)×3 の犬の話は、思い出すたびに、そして誰かに話すたびに笑っちゃいます。 しかし何度も笑っているうちに、何かこの話は出来すぎているように思えてきて、 作り話なんじゃないかとの疑念が…。 夫にぶつけてみると、胸を張ってこう答えま…

稽古まわしの危険な香り

九州場所を数日後に控えた、ある晴れた日のこと。 高砂部屋が宿舎にしているお寺の参道脇には、 汗に湿った黒い稽古まわしが並べて干してありました。 その光景はまるで昆布の天日干しです。 そんな昼下がり、境内に犬の散歩とおぼしきご婦人がやってきまし…

大相撲初観戦の人たちは…♪

はじめてお相撲を見に行った人の観点というのは意外性があって、興味深い感想が聞けるので、 観戦後にごいっしょする機会をつくるようにしています。 みなさんに共通するのは、大興奮状態であること。 話したいことがたくさんあって、雄弁であること。 福岡…

神様の神様たる所以

自分のまわりで起こっていることがスローモーションに見え、 頭が冴え、判断力、瞬発力が鋭くなる。 そんなことをこれまでに二度経験しました。 原付バイクの練習をわが家の車庫でしていたときと、初めて乗馬したときです。 バイクの練習では、ブレーキレバ…

五七五は四拍子?!

さて、なぜ日本人は五七/七五調を心地よいと感ずるのか、です。 これは、100年以上もの長きにわたって各分野の学者や研究者に取り上げられてきたけれど、 明確な答えが得られなかったテーマのようです。 そんななかで、興味深い説を唱える本に出会いました…

日本人と五七五

先月号のANAの機内誌で、亀の井ホテルの創業者・油屋熊八さんの記事を読みました。 別府の観光開発に尽力したことから「別府観光の父」といわれる人です。 明治44年、別府に「亀の井旅館」を創業し、その後バス事業に進出。 昭和3年には日本初の女性バス…

湯島天神で義理と人情を考える。

先日、神楽坂からの帰り道、久しぶりに湯島天神に立ち寄ってみました。 この境内で主税がお蔦に別れ話を切り出す場面が有名な、新派の『婦系図』を その数日前に観劇したので、ふらりと行ってみたくなったのです。 『婦系図』のゆかりの地であることから、こ…