2015-01-01から1年間の記事一覧

相撲好きの父の旅立ち

私事ながら、先月父が他界しました。 81歳でした。 70歳で会社を退いたあとは故郷の福岡に戻り、母と猫たちと暮らしていました。 読書、俳句、ラグビーなどと並んで、相撲も大好きでした。 私が結婚する前から夫のことも知っていて一目置いていたようでした…

関取デビュー☆

日中なんと28度まで気温が上がった福岡で今日、九州場所の幕が開きました。 高砂部屋の新十両・朝弁慶にとって、記念すべき関取デビューの日。 見事に白星で飾りました☆ 今日の土俵は、利樹之丞が呼び上げ、朝之助が裁き、ついでに十両の解説が若松親方、と…

万端整う新十両

九州場所、新十両の朝弁慶。 2日後に迫った初日を前に、明け荷に着物、締込みに化粧まわしなど、準備万端整っているようです。 番付発表の日に、協会が写真を撮りにきたときの弁慶の着物姿。 大阪の後援者から贈られたものだそうです。 化粧回しの図案はこ…

新調するものがいっぱい!

番付編成会議が終わるとすぐ、番付発表を待たずに、十両昇進力士が発表されるのは、もろもろの支度に時間が必要だから。 明け荷、着物、羽織袴、どてら、化粧まわし、締め込み、白の稽古まわし、幟……。 明け荷は同期生が贈るのが習わしになっているようです…

9年ぶりの新十両

九州場所の新十両は朝弁慶ひとりだったこともあり、 高砂部屋にはたくさんの報道陣が詰めかけました。 5年前に朝青龍が引退して以来の記者会見だったと夫は懐かしげ。 190センチ、185キロの堂々たる体躯を誇る朝弁慶は、 “気はやさしくて力持ち”を地でいくお…

久々の記者会見

新十両を確定的にしていた朝弁慶は、千秋楽の十両力士との対戦に勝って、初の水つけも経験。 幕下の優勝決定戦に出場しました。 優勝こそ逃しましたが、6勝1敗の立派な成績で9月場所を終えました。 明日の番付編成会議のあと、午前10時から部屋で記者会見が…

NHKひるまえほっと

明日29日、夫がNHKの「ひるまえほっと」に生出演します。 関東の1都6県で放送されている番組です。 出番は11:35ごろから。 お昼前のひととき、テレビの前でシコ踏んじゃいましょう♪

十両昇進確定的!

今場所中日の夜、朝弁慶がある宴に招かれました。 溜会が毎場所、横綱と数名の若手有望力士を招待するという宴です。 今場所、西の幕下筆頭で中日までの成績が3勝1敗だった高砂部屋の朝弁慶が「有望力士」に選ばれたわけです。 その翌日の一番に勝って勝ち…

初の大銀杏!

出世に髪の毛の伸びが追いつかなかった逸ノ城ですが、ようやく昨日、土俵上で大銀杏を披露してくれました。 とても似合っています! さて今場所、西の幕下筆頭まで番付を上げた朝弁慶。 自己最高位です。 昨日まずは勝って好調な滑り出し☆ 幕下以下は2日に…

朝青龍もスカしちゃった!?

朝青龍も新弟子のころ、スカしたことがあったそう。 序の口として番付に初めてしこ名が載った、大阪場所でのことです。 ちゃんこの最中に、すぐ上の兄弟子に些細なことで注意され、言い返したら、周りの兄弟子からも「兄弟子に口答えするな」と一斉に怒られ…

スカしちゃった!けど連れ戻される。

新弟子のころ何度かスカしては連れ戻されていたという高砂部屋のSは、いまでは入門10年ほどの中堅力士になっています。 名古屋場所のある早朝、鹿児島の離島出身のSがスカしたことがわかり、夫は慌てて中部国際空港まで追いかけました。 しかし、到着した…

スカしちゃった!

今年3月の北陸新幹線開業のひと月ほど前、夫は上野から富山へ向かっていました。 極寒の北陸を訪ねたのは、スカした力士を連れ戻すためでした。 富山出身の彼は、入門間もないころからしょっちゅう夫のところにやって来ては「一ノ矢さん、辞めたいんですけ…

スカさないで!

相撲界では、師匠の許しを得ずに辞める、つまり逃げ出してしまうことを「スカす」といいます。 一昔前までは、夜みんなが寝ている間に逃げちゃう、いわゆる“夜逃げ”が相場だったそうですが、いまは白昼堂々、たとえばコンビニに買い物にいくような顔をして、…

銭湯女子とシコトレ♪

“銭湯文化を守りたい”、という想いから、 銭湯を舞台にイベントを開催している女子たちがいらっしゃるそうです。 その名も「乙女湯のたしなみ」。 女子のための銭湯イベントの開催と同名のフリーペーパーの発行が主な活動内容です。 1シーズンに一度くらい…

お相撲取ってみませんか?

私は“お相撲を長年見ているうちに取ってみたくなった派”と言いましたが、 実際取ってみたことで、お相撲をより面白く見、より近しく感じられるようになりました♪ 勝った喜び、負けた悔しさのみならず、 気負うと本来の力が出ないこと、 しかし無心で取ること…

物言い~取り直し

第20回大会への出場を決め、稽古を再開したのはやはりその1カ月ほど前。 前年と同じような稽古をして大会に臨みました。 「去年より勝ち進みたい」 なんて色気を出しちゃったせいで、 それがプレッシャーになったのか、熟睡できない日が続きました。 前夜も…

カミングアウトは新聞で。

翌年も出場することにしたのは、ある新聞社の取材を受け、 行きがかり上、出ないわけにはいかなくなったからです。 この年は第20回目の記念すべき大会だったため、その新聞で特集を組むことになり、 担当記者さんが福島町から取材対象として紹介されたうちの…

祝☆初白星

しこ名は「百合ノ宮」。 お世話になった亡き宮司さんのお名前・武宮さんから「宮」の字をいただきました。 あとは夫の提案に従って、私がゆりの花が好きなことから「百合」を入れ、 カタカナの「ノ」は夫のしこ名からもらいました。 定期的にエアロビなどの…

夫に稽古をつけてもらう。

出場を決めたのは、大会のほぼ1か月前でした。 申し込みを済ませると、気持ちも生活も大会に向かって一転。 それからは毎日、日中は隅田川の河畔で腰割りやシコなどの自主トレに励み、 夕食後はリビングで夫と稽古です。 ゴロンゴロン投げられた、10年前の…

勝つ気満々→撃沈

こてんぱんにやられてしまった私の初土俵。 1998年、北海道は福島町の「女だけの相撲大会」でのことです。 その前年、取材に訪れていたのですが、出場者のみなさんがすこぶる楽しそうだったのを見て、 土俵に上がりたい欲求を抑えきれなくなったのでした。 …

スージョもいろいろ。

白鵬の優勝で幕を下ろした名古屋場所も15日間満員御礼でした。 15日間の満員御礼は今年の初場所から4場所連続。 いまの活況ぶりの一翼を担っているのが、“相撲女子”、“スージョ”、“リキジョ”などと呼ばれる女性ファン。 ひと昔前なら“相撲ギャル”と呼ばれて…

樽酒で優勝を祝う。

夫が、朝青龍優勝のたびに開けていたという酒樽は 当時大阪後援会会長だった“塩爺”こと塩川正十郎氏から贈られていたという四斗樽。 前回ご紹介した、居酒屋さんで鏡開きをしたのは一斗樽ですから、 ずいぶん大きさが違います。 優勝パレードを終えた横綱を…

樽開け名人

近所に、7、8人も入れば満席になる、 小ぢんまりした昭和の香り漂う居心地のよい居酒屋さんがあります。 江戸っ子の女将さんがひとりで切り盛りして約半世紀になるこのお店が 先月初めに新装開店した折に鏡開きをしました。 この一斗樽を贈ってくれた福島…

風景印のススメ

「風景印」をご存じですか? ハガキや封書などの郵便物に押される消印の一種で、 各郵便局の所在地域の名所や特産物がデザインされたもの。 窓口で「風景印で」とお願いすれば、通常の消印の代わりに押してもらえます。 たとえばわが家からもそう遠くない、…

鹿島神宮奉納土俵入り

先週の土曜日、鹿島神宮で横綱白鵬による奉納土俵入りが行われました。 鹿島神宮は神武天皇元年創建の由緒ある神社。 樹齢1200年の御神木が本殿の後ろにそびえます。 御祭神は、武道の神様である武甕槌大神。 相撲の祖神ともいわれていますが、 大相撲の力士…

千秋楽の夜は…。

千秋楽の夜、各部屋は打ち上げパーティを開催します。 以前は部屋で行われることが多かったようですが、 いまはホテルなどの宴会場で催されるケースが増えています。 高砂部屋のパーティも東京場所の千秋楽は毎回、両国のホールで行なわれています。 後援会…

足袋も、白黒ハッキリ。

今場所5日目に幕内出場1位となった旭天鵬関。 40歳とは思えぬ肌つやのよさに驚かされます。 サポーターなどをつけているのもほとんど見たことがないように思います。 ただ、左足の足袋はトレードマークといえるほど、ずいぶんの長きに渡り履きつづけていま…

まぼろしの鳥丼

今晩は、国技館名物の焼鳥を使って焼鳥丼にしました。 実はこれ、いまはなき名古屋場所名物“鳥丼”を再現してみたものです。 名古屋場所の鳥丼は、もともとお茶屋の出方さんのまかないとして始まったようで、 力士や新聞記者などの関係者しか食べられない、伝…

がんばれ、新弟子クン!!

今場所、番付に初めて名前を載せた高砂部屋の3人の新弟子クンは揃って白星スタート☆ 幸先いいですね。 そしてまた、明日の前相撲でデビューする力士がいます。 朝大門さん・20歳。 去年暮れの部屋のお餅つきに、高砂部屋の元力士に連れられてきたのがきっか…

大賑わいのにぎわい祭り

今年の両国にぎわい祭りは、連休中の5月2日と3日に開催されました。 3日に国技館に行ってきましたが、例年よりずいぶん人が出ていて、まさに大にぎわい。 「力士に挑戦」コーナーは、会場である相撲教習所に入場するのに並ぶこと15分。 行司さんが相撲字…