スージョもいろいろ。

白鵬の優勝で幕を下ろした名古屋場所15日間満員御礼でした。
15日間の満員御礼は今年の初場所から4場所連続。
 
いまの活況ぶりの一翼を担っているのが、“相撲女子”、“スージョ”、“リキジョ”などと呼ばれる女性ファン。
ひと昔前なら“相撲ギャル”と呼ばれていたでしょうか。
 
番付の低い力士の未熟さを愛する女性や相撲を取りたい派など、
彼女たちは“相撲ギャル”の時代より多様化している模様です。
 
大相撲を社会学の視点から考察する、大坂樟蔭女子大学の准教授・川野佐江子さんは前者を、
AKB48など「会えるアイドル」を育てて楽しむ男性と共通する、と解いていらっしゃいます。
ん~、なるほど♪
 
東京新聞紙上の対談によると、グラビアアイドルの喜屋武ちあきさんは「相撲を取りたい」派だそうですが、
取ってくれる仲間がいないのだとか。
 
私もお相撲を見ているうちに、実際に取ってみたいと思うようになった派。
相撲ファンになってから10数年経ったときに“初土俵”。
その後10年ほどのブランクを経て再出場したのが6年前。
いまはまた、5年ほど“休場中”です。
 
喜屋武さんの対談相手のタレント・山根千佳さんは、
ラジオで一度相撲を取った経験があるそうですが、彼女のつぎの言葉に私はいたく共感しました。
 
ずっと相撲を見ていたから、巻き替えとかおっつけとか、できると勝手に思っていたら、ぜんぜんだめ。
「あ、やっぱり私は見る専門だな」って思った。
 
そうなんです! 
私も初めて相撲大会に出たときは、出場者のだれより相撲を知っているから勝てる、
などと傲慢にも思っていたのです。
小兵らしく、前三つを取って、出し投げを打ったり、切り返しにいったりしようなんて思っていましたが、
前三つは取っても、技をかける間はまったく与えてもらえず、ごろんごろん転がされるわ、転がされるわ…。
私にとってお相撲は、取るものではなく見るものだったのだと痛感。
ガクンと肩を落とし、二度と上がることはないであろうその土俵をあとにしたのです。
 
二度と上がることのなかったはずの土俵に、10年の時を経て再び上がることになったいきさつは、また今度!