番付表を書いているのが行司さんであることは、 大相撲ファンなら多くの人が知るところでしょう。 この独特な書体は「相撲字」と呼ばれ、 めいっぱい太くしてなるべく白い部分を残さないように書かれているそうです。 「会場がすきまなく埋まりますように（…

この土日、両国にぎわい祭りが開催されました。 国技館会場、江戸博会場、回向院会場、国技館通りでそれぞれイベントが企画され、 文字どおり両国の街はたいそうにぎわっておりました。 私は昨日、甥っ子Rといっしょに国技館会場を中心に楽しんできました。 …

夫は２年ほど前から「部屋便り」をつくっています。 発行は、場所前（番付発表）と場所後（千秋楽）。 場所前号は、各地の後援会の方々への番付表に同封するため、 場所後号は、千秋楽パーティにお越しのお客さまに配布するため、 番付発表と千秋楽の前にな…

本日、５月場所の番付が発表されました！ 番付発表当日は、お相撲さんらが早朝に国技館まで新番付を取りにいき、 部屋総出でそれを折り、封入し、発送します。 部屋関係の方への発送作業がすむと、 お相撲さんたちはそれぞれ自分の分にとりかかります。 夫は…

ゴールデン・ウイークが近づいてまいりました☆ 以前はウキウキ、ソワソワしたものですが、結婚してからは、 「だから、なに？」ってすっかり冷めてる私です。 それもそのはず、相撲稼業には土日もなければGWもありません。 １月には初場所が控えているので、…

そのほか、私が便利に、なおかつ気に入って使っている相撲界の隠語に 「よかた」、「えびすこちゃん」（←アレンジバージョン）、「ばかまけ」があります。 「よかた」 相撲界以外の一般人のこと。 仲間内では、お相撲さん以外の行司さんや呼び出しさんなどを…

「ごっつぁんです」 相撲界の隠語のなかで、もっとも一般人に知られているのがこちらといえましょう。 「いただきます」とか「ごちそうさま」 さらには「ありがとう」の意味で使われるのは、みなさんご存じのとおりです。 私が、夫と暮らしてみて初めて知っ…

先週末、能楽師の安田登さんと夫による講座が朝日カルチャーセンターで開催されました。 題して「和の身体作法――疲れない体をつくる」 土曜の昼下がり、定員以上の方がご参加くださり、 シコトレを中心とした相撲の基本動作、能の舞などの身体技法を みなさ…

お相撲さんは、宴席において重宝がられます。 たとえ芸達者でなくとも、おしゃべり上手でなくとも、美しい顔立ちの色男でなくとも ただいるだけで喜ばれるのです。 テレビに映るような番付上位のお相撲さんならなおさら、そうでなくても、です。 宴席だけで…

夫は、中学時代に柔道を始めて以来、太ることに努め、 さらに25年間も相撲界に暮らしていたのだから、 ここ何日か書いているお相撲さんの食生活を考えてみれば、 “食べること”についての感覚が私とまるでちがうのは当たり前です。 それでもいっしょに暮らし…

タニマチさんとか部屋関係の知り合いの方から 宴席へのお誘いも多いお相撲さん。 夫も現役時代は、夜な夜な出歩いていたみたいです。 部屋では夜のちゃんこも準備されますが、 部屋で食べることは、年に1度あるかないかだったとか。 お相撲さんを誘うほうは…

10年ほど前になりますが、イタリアの相撲道場を訪れたことがあります。 “相撲道場”といっても…… 指導者いわく、イタリアでは相撲だけを看板に掲げても人が集まらないので、 柔道を習いにきている子どもたちに、何回かに１回相撲をおしえているということでし…

「お相撲さん＝太っている」 これは万人共通のイメージだと思います。 ただ、お相撲さんのみんながみんな、太りやすい体質で 放っておいてもどんどん太るってわけじゃないのです。 現に夫は現役時代、100キロの体重を維持するために努力をしていました。 ち…

甥っ子Rは1年ほど前からラグビースクールに通っています。 パパもママもラグビー好きで、ママがどうしてもRにラグビーをやってほしかったようです。 はじめのうちは、本人に「ラグビー楽しい？」と聞いても、「別に～」という答え。 雨で練習がお休みだと、…

子どもが遊びのなかでお相撲を取るのが当たり前の時代がありました。 いまの60～70代以上の方たちの少年時代あたりでしょうか。 子どものころ、お相撲をして遊んでいたというオジサマ方はきまって、 その経験を懐かしそうに、そして誇らしげに話してください…

きのう、９歳になった甥っ子Rのバースデーパーティをしました。 私たちは東京の東に、彼らは西に住んでいるので、 電車を利用して１時間ほどの距離がありますが、お互いちょくちょく行き来しています。 私たち夫婦が仕込んだせいか、Rは４、５歳のころからお…

昨日のブログを書いていて、”SUMO WORLD”のことを思い出したので、 バックナンバーを引っ張り出してパラパラ見ていたら、 1999年11月号と2000年1月号に夫のインタビュー記事の連載を発見！ たぶんその当時には読んでいると思うのですが、まったくもって覚え…

私が初めて福島町を訪れたのは1998年。初参戦した前年です。 当時「女性と相撲」について興味をもっていたので、 相撲に関わる女性たちについて調べていた一環として 相撲を実際に取っている女性を取材すべく、 福島町の「女だけの相撲大会」を訪ねたのです…