お相撲を取ってみよう (^^)/

子どもが遊びのなかでお相撲を取るのが当たり前の時代がありました。
いまの6070代以上の方たちの少年時代あたりでしょうか。
 
子どものころ、お相撲をして遊んでいたというオジサマ方はきまって、
その経験を懐かしそうに、そして誇らしげに話してくださいます。
 
その昔、放課後は外で友だちと遊ぶのがごく自然で、
その遊びもサッカーや野球じゃなくてお相撲だった。
 
お相撲にはボールもバットも、道具は何も必要なし。
丸い円さえ描けばそれが土俵になって、2人以上いればすぐに始められる。
そしてルールもいたってシンプルでわかりやすい。
とても手軽な遊びだったんです。
 
それがいつしか、子どもたちの遊びのなかからお相撲が消えてしまった。
それは、お相撲自体に魅力がなくなってしまったから?
私はそうは思いません。
 
塾通いや中学受験する子どもたちが増えて、遊ぶ時間そのものが減ったし、
テレビのほか、DSとか、子どもたちを夢中にさせるゲームも登場した。
スポーツもお相撲以外の選択肢がたくさんあって、
いまではやっぱり見ていてもカッコイイ、サッカーがイチバン人気なんでしょうか。
 
そんなふうに、お相撲を取る機会がなくなってしまったから、
子どもたちがその魅力に触れるチャンスがないだけなのだと思います。
 
その証拠に、元お相撲さんの伯父と相撲好きの伯母をもってしまったおかげで
遊びのなかにお相撲がある甥っ子Rは、お相撲の魅力や楽しさを知って、
私たちと会えばお相撲を取りたがる。
 
いまは、からだとからだをぶつけ合うなんていう機会はまったくといっていいほどありませんよね。
お相撲では、立ちあいにぶつかったその瞬間、相手そのものの力というか芯の強さというか、
そういうものがわかります。(←うふふ、私もいちおう経験者ですから、わかっちゃうんです♪)
逆に、見ただけではその部分はわからない、ともいえます。
 
そんなところもお相撲を取る魅力のひとつ。
ぶつかり合って相手の力をからだで感じるのは、本能的に楽しいことなんだろうと思います。
 
だから子どもたちも、そして福島町の女相撲大会に出場する女子たちも
お相撲のことはよく知らなくても、取ってみると心から楽しんでしまうのではないかと思うのです。
 
子どものころにからだとからだをぶつけ合う経験をしておくってステキなことなんじゃないかな。
もっというと、そういう経験をしておく意義は大いにあるんじゃないか、と思います。