太るのもラクじゃない!?
「お相撲さん=太っている」
これは万人共通のイメージだと思います。
ただ、お相撲さんのみんながみんな、太りやすい体質で
放っておいてもどんどん太るってわけじゃないのです。
現に夫は現役時代、100キロの体重を維持するために努力をしていました。
ちょっと油断すると体重が2ケタに落ちてしまう。
(小さいお相撲さんは体重が減るとかなり落ち込むのだそう)
だから2度の食事(お相撲さんは1日2食)では、
ごはんは最低どんぶり3杯などと自身でノルマを課し
半ば義務的に食べていたといいます。
私たち一般人にとって“楽しいひととき”という食事のイメージとは遠く隔たっていますね。
「このお料理には赤ワインが合う!」とか「ネタとシャリのバランスが絶妙!」とか
夫が食事を純粋に楽しめるようになったのは、引退してからのことです。
そもそも結婚するまでは
「ワインはからだに合わない」とか言っていたし
イタリアンとフレンチの区別もつかなかったくらいなんですから~
さて、お相撲さんの太るための涙ぐましい努力については
毎日卵を10コ食べた
食事ごとに2リットルの牛乳を飲んだ
毎晩寝る前に必ずラーメンを食べた
などなど、枚挙にいとまがないほど耳にします。
「体重が増えれば馬力が増して押されなくなる」
と大相撲中継の解説者が言っているのを聞いたことがあります。
ダイエットをしているような相当の巨漢力士は別として、
体重増や維持はプロとしては当然のことといえるのかもしれないですね。
それにつけてもお相撲さんは稽古がオシゴト。
毎日の稽古で相当のカロリーを消費してしまう。
だったら体重を増やしたり維持したりすることは、想像以上にキツイはず。
そこで、お相撲さんの生活に着目してみると、
太るためになんとも合理的な方法が江戸の昔から導入されています。
お相撲さんの食事は1日2回。
朝起きて、何も食べずにまずは稽古。
みっちりからだを動かし汗を絞り出し、
からだが食べ物を渇望する状態になって初めて食事をとる。
そうすると、栄養分の吸収がちがう。
ちゃんこをたらふく食べたら即お昼寝。
下手に動いてせっかく摂取したカロリーを消費してしまわぬように。
お相撲さんは“太るための生活”をしていたのです。
ならば世のやせたい女子やメタボのオジサマ方は、
お相撲さんの食生活を真似しなければよい、ということ♪
過激なダイエットをしなくても、お相撲さんとは逆の生活を心がけ、
夫の提唱するシコトレをプラスすれば、無理なく健康的にやせられそうです。
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