相撲字は芸術だ!

番付表を書いているのが行司さんであることは、
相撲ファンなら多くの人が知るところでしょう。
 
この独特な書体は「相撲字」と呼ばれ、
めいっぱい太くしてなるべく白い部分を残さないように書かれているそうです。
「会場がすきまなく埋まりますように(=大入り満員になりますように)」
という願いを込めて☆
 
さて、両国にぎわい祭りの国技館会場内には、
行司さんが小さなうちわに、希望する名前などを相撲字で書いてくれる
「相撲字で記念うちわ」というコーナーがありました。
 
相撲字は番付表などで見慣れているけれど、
実際に書いているのを目の前で見たのは初めて。
やっぱり「ライブ」はいいですね! 興奮するわ、感動するわ。
 
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こうしてお客さまの希望するどんな文字にも、ぶっつけ本番で対応するってすごいことだと思います。
きっとそのなかには初めて書く字もあるはずです。
私も書道をしているから余計に、それがいかに難儀なことであるかがわかり、
その卓越した技に尊敬の念すら抱きます。
きっと想像もつかないくらい、お稽古を重ねてきたに違いありません。
上達の遅い私は、爪の垢でも煎じて飲まなければ!
 
相撲字で書かれた甥っ子の名前を見て、ため息がもれました。
これはまさに芸術作品だと再認識。
 
今後も相撲字を大切に継承していってほしい。
そう願わずにはいられません。