祝☆初白星

しこ名は「百合ノ宮」。
お世話になった亡き宮司さんのお名前・武宮さんから「宮」の字をいただきました。

あとは夫の提案に従って、私がゆりの花が好きなことから「百合」を入れ、

カタカナの「ノ」は夫のしこ名からもらいました。

定期的にエアロビなどの運動をしていた10年前よりも筋力や体力が落ち、

体重は5キロほど減って、条件は明らかに悪くなっていました。

しかし今回は、夫から指導を受けたこと、そして何より宮司さんが見守ってくださっていることを思うと、

体力的な不安は吹き飛び、むしろ心強くさえ感じていました。

参加者は64名。トーナメント形式で優勝が争われます。

10年前は本戦のほかに、48キロ以下によるトーナメント戦、花相撲としての2人抜き、3人抜きと、

計4回の出場チャンスがあり、すべてに出た私は、見事なくらい投げられ続け全敗。

それが今回はなんと、2回戦を突破、ベスト16に残る快挙です!

初戦に勝ったときには、私自身もうれしいのと同時にビックリしたのですが、

勝負がついた瞬間に目が合った、場内アナウンスを担当していたKさん(10年前から付き合いのある方)が、

「勝った…」とつぶやき、驚きのあまりしばらく口あんぐり状態だったのがいまでも忘れられません。

2回戦を突破したときには、「信じられない!」

といわんばかりに目をまんまるにして、口はやはり開いていました。

3回戦目は、勝ちたいという欲が出て極度に緊張してしまい、からだが思うように動かず敗退。
無心で取ることの難しさと大切さを実感しました。

この経験がある故、期待すると肝心なところで負けてしまう、某日本人大関を私は責められないのです(^_^;)

それにつけても、勝つ気まんまんだったのに4戦全敗という苦々しい経験をした私にとって、

3回戦に進出できたことはまさに奇跡。
宮司さんの後押しがあったのだと思っています。

もともと宮司さんの供養になればと思って出場したので、これっきりにするつもりだったのですが、

諸般の事情からその翌年も出場することに。

で、翌年はいつまでも宮司さん頼みではいけない、と「宮」の字はお返しし、夫からもう一文字もらって、しこ名を「百合ノ美矢」に改めることにしました。