お相撲さんの結婚式

今日は、相撲界の結婚披露宴について書きます。
 
一般のそれとどんなところが違うでしょう?
招待客が多く、そのなかにはお相撲関係者や有名人もいたりして、華やか
という誰もが想像できそうなことは置いといて……
 
まず、お相撲さんの結婚披露宴は部屋の行事のひとつだということ。
その証拠に、招待状の差出人は親方・新郎の親・新婦の親の3人連名。
 
各部屋の親方の考え方や方針によって、それぞれに違いはあるようですが、たとえば
 
・招待客や席決めは、部屋の意向が最優先
・招待状のあて名はその部屋に所属する行司さんが書く
・当日の受付は部屋の若いお相撲さんや行司さん、呼出さんなどが行う
・お客さまのお出迎え・お見送りは、新郎新婦、その親、仲人に加え、親方・おかみさんもいっしょ
・披露宴最後のお礼のご挨拶は、親方からも行う
 
こんなふうに部屋が関わり、全面的にバックアップするのです。
 
結婚披露宴では「花嫁が主役」といわれます。
しかし相撲界の披露宴においては、それはあまり当てはまらないような気がします。
 
とくに私たちの場合、前にも書いたように披露宴のなかで断髪式があったし、
横綱A龍がかなり目立って盛り上げてくれていたし、親方も有名な方だし、ほかにも有名人がいたし、
花嫁はかなり「添え物」的だったように思います。
 
お客さまの目が、花嫁以外に行くべきところがたくさんあったおかげで、
私はあまり緊張することもなく、列席者のひとりのように宴を楽しんでしまいました~
花嫁のくせに、大きな口を開けて顔をくしゃくしゃにして笑っている姿がたくさん写真に残っています。