50歳になってもお年玉

今年は暦的にラッキーなようで、世の中は9連休のまっただ中。
相撲稼業は初場所を控えているため、年末年始に間違ってもこんなに長いお休みはとれません。

夫の部屋は29日が稽古納め、解散となり、
新年は2日に集合、3日が稽古始めだそうです。

束の間のお休みなので、実家が遠い遠い南の島である夫は、
現役時代は島に戻れず、たいてい東京近郊在住の兄たちの家族の仲間に入れてもらって
お正月を迎えていたようです。

毎年29日の稽古が終わると、お相撲さん以外の裏方さんたちも稽古場に全員集合して、
おかみさんからお年玉をいただくのだそうです。

年内にお年玉をいただくのも珍しいですが、
結婚してすごく驚いたのが、40も半ばを過ぎたオジサンである夫も「お年玉」をいただいてきたこと。
夫ばかりでなく、部屋付きの親方や若者頭、世話人、行司さん、呼出さん、床山さんたちも、
みーんないただくのだといいます。
みなさんちゃんと稼ぎのある、しかも結婚して子どももいらっしゃる、立派すぎるほど立派な大人です。
夫はつい2日ほど前に53歳になりましたが、やはり今年もお年玉をいただいてきました。

あげることは増えたけれど、もらうことがなくなって久しいので、
最初は何かの間違いじゃないかと、目や耳や夫まで疑ったものです(^^;

相撲の世界に四半世紀以上も身を置いている夫にとっては、
50を過ぎてお年玉をもらうことに何の抵抗もないようで、
私がそんなに驚くことを、おもしろがっているくらいです。

相撲界では、部屋にいる限り、師匠は師匠、
いくつになっても弟子は弟子なんですね。

だいぶ相撲界のしきたりに慣れてきたつもりですが、
お年玉には毎年戸惑っちゃいます。
まことにありがたいことなのではありますが(^^)