お色直し

先日、夫の姪っこEちゃんの結婚式に出席しました。

26歳での結婚だったので、ブーケトスに手を伸ばすお友だちは多かったのですが、
そんな高い競争率のなか、ブーケをキャッチした女の子に私は複雑な気持ちで拍手を送っていました。

というのも、同じ26歳で結婚した中高時代の友人の結婚式でブーケをゲットし
つぎに結婚するはずだった私が結婚したのは、
その後ほとんどすべての友人らを見送ったあとの40歳だったから。
 
受け取った彼女に申し訳ない気持ちになっちゃいました(;^_^A

さて三姉妹の長女であるEちゃんは、振り袖姿の二人の妹に伴われ、お色直しのためにいったん退席。
新郎が退場したのはそれから30分ほどしてからです。

この時間差が生まれるのはいうまでもなく、新婦のほうがお色直しに時間がかかるのが相場だから。

しかし夫の断髪式を兼ねた私たちの結婚披露宴では、
お色直しのための退場は新郎新婦同時、そして新婦が新郎を待つことになったのです。

新婦の控え室は宴会場のすぐ近くだったため、移動時間のロスがほとんどなかったのに対し、
新郎は洗髪の必要から一般の客室を控え室としていただいていたため、
まず部屋に戻るのに時間を要しました。

紋付き袴からタキシードに着替えるだけでなく、
鬢付け油をある程度洗い流し、床屋さんに整髪してもらう時間もプラスされます。

さらに夫は、披露宴会場への入場をお断りしていた報道陣からの取材も、
このお色直しの間に受けました。

そんなわけで、新婦は打ち掛けからドレスに着替え、ヘアメークもし直してもらって、
さらに予め用意しておいた小さめのおにぎりも二つ、三つつまみ、歯磨きする余裕すらありました♪

いつもは一刻を争って、戦闘状態にあるという新婦のお色直しの現場が、このときばかりはいたって穏やか。
ヘアメークを担当してくださったスタッフさんたちも拍子抜けしていらっしゃいました。