続・アンコとソップ

横綱朝青龍は16歳で来日したときには70キロほど
高知の明徳義塾高校を卒業後の入門時は106キロのソップだったそう。
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入門1年ほどの朝青龍(右)
 
最初の1年ほどはなかなか太れず悩んでいたようで、夫もしばしば相談を受けたそうですが、
そのたびに「いまは太ることよりも、体の使い方を覚えたほうがいい。無理に太ることはない」
と答えていたといいます。

そののち、番付をどんどん上げていき、十両昇進を決めたころには体重も増えはじめ、
ますますパワーアップしていったのだそう。
そして横綱として全盛期のころには、150キロ近くを誇る立派な体格になりました。

関取になると、ソップのお相撲さんは見られなくなりますが、
(ソップのままで関取になるのは、昨今では不可能に近いほどむずかしいということ)
先の名古屋場所で引退した隆の山は、ソップの関取として長くがんばった代表選手だと思います。
勝っても負けても、隆の山の相撲には大きな拍手が送られていました。

逆にアンコの関取は、多く見られます。
現役では千代丸・千代鳳兄弟や徳勝龍など。
アンコのなかでも、十両の富士東や今場所は幕下に下がっている舛ノ山がその典型。
アンコのなかのアンコ、理想的ともいえるアンコです。

ちなみに、夫がいうには
アンコにはおおらかでのんびりしたタイプが多く、
ソップは注意深く細やかな傾向があるそうです。
世間一般のイメージと隔たってはいないようですね。