北の富士さんの九州場所

今日が本当の前夜ですが…
 
おとといの「九州場所前夜祭」では、郷土出身力士の紹介、横綱土俵入り、
初っ切り相撲甚句、太鼓打ち分け、関取に挑戦、力士のど自慢などのほか、
3年ほど前からプログラムにインタビューを加えているそうです。
 

去年のゲストは、その年の名古屋場所を限りにそろって引退した旭天鵬若の里

今年は九州場所60周年ということで、60年前に初土俵を踏んだ北の富士さんでした。
 
北の富士さんいわく、そのころのほうが福岡の街には活気があったらしいです。
また当時は霜がおりるほど寒くて、野良稽古の足が冷たくてたつらかったのを覚えているそう。
 
九州場所は、嫌いという力士は聞いたことがないというくらいみんな大好き。
ご自身も、弟子の千代の富士さんも、験のいい場所でした。
 
十両で全勝優勝された昭和38年の九州場所でのエピソード。
13日目に優勝が決まり、その夜、さっそく中州に飲みに繰り出したそうです。

千秋楽払いということにしてもらって。

 

「翌朝、ゲーゲーやっているところを出羽錦さんに見つかってボコボコに殴られた」のだそう。

(ご自身のお言葉のままです、念のため)
「こりゃー、負けられない」とがんばって残り2日も白星をあげ、めでたく全勝されました。
 

この日ピンクのレザージャケットで登場した北の富士さんは、

来年75歳とは思えぬ若々しさでした。