ラジオ“聴戦”のススメ2
たまにはラジオでお相撲を聴くのもいいですよ。
なんて書きましたが、場所で観戦する以外はラジオで聴くしかない時代もあったんですよねー
なんて書きましたが、場所で観戦する以外はラジオで聴くしかない時代もあったんですよねー
といっても、それはほんの50年ほど前のこと。
「テレビは一家に1台」が当たり前となって久しい昨今ですが、
そのころはまだテレビのある家庭は珍しかった。
「テレビは一家に1台」が当たり前となって久しい昨今ですが、
そのころはまだテレビのある家庭は珍しかった。
中学1年生のみのるという名の男の子が両親にテレビを買ってくれとせがみ、
みのるは学校から帰ると、親に塾に行ってくるといっては、
その界隈で唯一テレビのあるお隣さん宅で友だちとテレビを見ています。
見ているのは、お相撲。
そして自分の家にテレビを買ってもらって見たかったのは、やっぱりお相撲。
この時代は子どもたちもお相撲に夢中だったんですね。
その界隈で唯一テレビのあるお隣さん宅で友だちとテレビを見ています。
見ているのは、お相撲。
そして自分の家にテレビを買ってもらって見たかったのは、やっぱりお相撲。
この時代は子どもたちもお相撲に夢中だったんですね。
さて、この映画のなかでやけに印象に残っているセリフがあります。
久我美子さん演じる彼の叔母が、さらりと言ったのです。
このセリフを聞いて、「お相撲はラジオで聴くのがごく当たり前だったんだ」と妙に得心。
テレビのない時代を経験していない私は、そんな時代があったのだということを
改めて認識させられた気がしました。
テレビのない時代を経験していない私は、そんな時代があったのだということを
改めて認識させられた気がしました。
お相撲をテレビで見ると正確な映像を与えてもらえます。
一方ラジオだと実況をたよりに自分自身で頭のなかに映像をつくり出す。
一方ラジオだと実況をたよりに自分自身で頭のなかに映像をつくり出す。
どちらにも捨てがたい長所があるけれど、
ラジオで聴いていた人たちは、テレビ観戦が当たり前となった現代の私たちより
すぐれた能力が自然と備わっていたんだろうなと思います。
ラジオで聴いていた人たちは、テレビ観戦が当たり前となった現代の私たちより
すぐれた能力が自然と備わっていたんだろうなと思います。
私たちは想像力の低下や思考停止などに陥ってはいないか、考えさせられます。