黒猫とお相撲さん
去年の名古屋場所が始まったころ、高砂部屋の宿舎に迷い込んできた黒猫のジジ。
今年はまったく姿を見せないそうです。
去年、場所が終わって高砂部屋一行が発ったあと
しばらくの間は、ジジが来るとお寺さんがごはんをあげてくださっていたけれど、
いつからか現れなくなったのだそう。
先発隊が乗り込んだ6月下旬から、20日近く経ったいまも姿を見せないということは、
どなたか心やさしい方が飼ってくださって、ジジはそのお宅で涼しい顔して幸せに暮らしているのだと思います。
夫とお相撲さんたちがジジと再会することを期待していたので、ちょっぴり残念ですが、
ジジが食住足りて幸せなら、それがいちばんです。
朝弁慶さんは、去年ジジをかわいがっていたお相撲さんのひとり。
先発隊として乗り込んだ日は、「ジジ~、ジジ~」と付近を探し回ったそうです。
190センチ・170キロという立派な体躯の青年が、です(^^)
1年経っても気にかけていたなんて、ホロリとさせる、心温まるお話ですね~
さて、その朝弁慶さん。
入門7年目にして、今場所は自己最高位の幕下15枚目。
全勝すれば関取という地位です。
番付発表以降は、部屋付の若松親方に連日しごかれてヘトヘト。
いまやジジどころじゃないようです。
稽古場の見学者用の椅子でくつろぐジジ
(写真は朝の島さん提供)