七夕と相撲

先月上旬、縁あって、茨城県潮来市の「鹿嶋・吉田神社」の竣工式に列席させていただきました。
老朽化のため改築された真新しい社殿は、実に壮麗でした。

「鹿嶋・吉田神社」は、大同元(806)年の創祀と伝えられる、歴史ある神社。
毎年7月の最終日曜日には、境内で「延方相撲」が開催され、相撲ともゆかりがあります。

「鹿嶋・吉田神社」の例祭に相撲が奉納されるようになったのは、寛文十三(1673)年。
長い間絶えなかった漁場、農耕地、耕作権などにかかわる紛争が、
幕府の評定によって延方村有利に解決したことから、
延方村鎮守のこの神社に感謝の意を表して奉納したのが始まり。

さて、この竣工式では、鹿島相撲甚句会のみなさんによって、
その会長さんが作詞された「鹿嶋・吉田神社社殿竣工記念甚句」が奉納されました。
高砂部屋の呼出・利樹之丞さんも、太鼓で華を添えました。
 
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ところで今日は七夕さま。
相撲の起源譚として知られる、野見宿禰と當麻速の相撲は、
日本書紀垂仁天皇七年七月七日の条に書かれています。
この相撲が、なぜ七夕の日のこととされたのでしょう…?