報国寺の竹林で…

先日、鎌倉は報国寺にいってきました。
境内の竹林「竹の庭」が有名で「竹寺」とも称されます。
 
太く、背の高い孟宗竹の林を歩いていると、自然と背筋が伸びるようです。
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たくさんの柱(?)に囲まれて夫は、
竹に向かってテッポウをしたい衝動に駆られ、それを抑えるのに必死なようでした(^^;
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中国原産の孟宗竹は、日本にある竹ではもっとも大きく、
高さは20メートル、径は20センチにも達するそうです。
また肉厚で、竹炭にするにはもってこいの竹だといいます。

ただ、相撲の幟には直径56センチほどの竹がふさわしいので、
孟宗竹は太すぎて、向かないそうです。

旗自体の長さが、5.4メートルということは、竹の長さは7メートルほど必要になるということ。

夫が所属していた若松部屋の、九州の宿舎は二日市にありました。
そのころは、部屋の周りに立てる幟用の竹を、お相撲さん自ら調達していたといいます。
数人で宿舎から1キロほどの竹林まで行き、
最初の年は10本ほど、その後は劣化したり折れたりするごとに12本ずつ
伐採し葉を落とし、それらを運んできたのだそう。
(知人所有の竹林で、もちろん許可を得て伐採しています、念のため)

葉を落とすのもたいへんなら、7メートルもの長い竹を担いで帰るのにも難儀した、
報国寺の竹の庭で夫は懐かしそうに話していました。
 
ちなみに現在の宿舎があるのは、昨日優勝を決めたソフトバンクホークスヤフオクドームのすぐ近く
街中にあって住宅が密集しているため、残念ながら部屋の周りには幟を立てることができないのだそうです。