只今の協議についてご説明いたします。

今日逸ノ城に敗れて負け越した佐田ノ海関。
NHKの藤井アナによると、幕内12場所中16回も物言いのつく相撲を取っているのだそう。
今場所の物言いは3回、まさに行司さん泣かせのお相撲さんです。
 
きわどい相撲でたとえ取り直しがふさわしいと思っても、
かならずどちらかに軍配を上げなければならない行司さんはツライ。
 
さて審判長が「ただいまの協議についてご説明いたします」
とマイクを通じて協議結果を場内に説明するようになったのは昭和43年から。
その前の2年間は協議内容を理事が説明していたそうです。
 
そのまた前には十枚目以上に限り、ワイヤレスマイクを使って
協議の模様を場内に中継していた時代も。
昭和33年~39年のことです。
 
審判長による協議説明については、「○○親方は上手だ」とか「××親方は不十分」とか
「説明の仕方を統一しては?」とか、いろんな意見が聞かれますが、
それぞれの説明の仕方にその親方の個性が垣間見られるところも
面白みのひとつではないかしらと私は楽しませてもらってます。