ひいおじいさんはお相撲さん

力士御用達・キングサイズのライオン堂の程近く、両国4丁目に佇むバー エリシオ。
 
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こだわりの酒類がそろっており、ワインソムリエ、ウィスキーエキスパート、テキーラエストロが、
どんな要望にも応えてくれます。
 
マスターはご自身もシガーを嗜むシガーエキスパートであり、
なぜかきのこ検定資格の保持者でもあるユニークな方。
 
特筆すべきはフードメニューの充実ぶり。
マスターが自ら、ベーコンやホタテなどを燻しちゃってます。
燻製したひき肉を使ったカレーは絶品!
 
いまでこそ、このバーを訪れるのは年数回になってしまいましたが、
すぐそばに住んでいたころはちょこちょこ顔を出していました。
 
お話ししているうちに、30代半ばのマスターは
「宇都宮新八郎」というお相撲さんのひ孫さんということが判明。
 
いわれてみればこのマスター、顔はぽっちゃり丸顔で、
太ってはいないけれど、痩せてはいない体型です。
 
ひいお祖父さんはしこ名が表すとおり宇都宮、
ではなくそのお隣の現鹿沼市の出身。
常陸山の出羽の海に入門し、明治40年に初土俵
最高位は前頭2枚目。
現役を退いたあとは、年寄・放駒のちに九重を襲名。
両国に部屋を持ち、昭和2761歳で亡くなるまでそこに暮らしました。
 
というわけでこのマスターは生まれも育ちも両国。
お店もやはり地元・両国に出したのです。
 
手さばきやシェーカーを振る様には無駄な動きが一切なく、
そのしなやかさは見ていて気持ちがいいほど。
 
ひいお祖父さんが力士としてそうしたように、
ひ孫さんはバーテンダーというお仕事に真摯に取り組んでいらっしゃいます。
 
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