相撲の拍子木

呼出しさんにとって柝は、大切な道具のひとつ。
 
それが最近、拍子木づくりを一手に引き受けていたお店が廃業してしまったので、
呼出しさんたちは困っているそうです。
 
そんな折も折、このたび発足した宇都宮後援会の会員に材木屋さんがいらして、
先日土俵をつくりに宇都宮を訪れたときに呼出し邦夫さんが相談したそう。
 
拍子木には桜を使うことが多いようですが、
邦夫さんが現在使っている柝は、外材を用いているのだとか。
 
相撲で使う柝は、高い音を響かせる必要があり、
歌舞伎や「火の用心!」のそれとは違うそうです。
 
より密度の高い、木の芯に近い部分を使えば、相撲用にふさわしい高い音が鳴るだろう、
とは宇都宮の材木屋さんのお見立て。
 
この方が作ってくださることになり、呼出しさんたちも一安心です。