90歳の股割り

昭和8年に大日本相撲協会が「相撲基本体操」を発表したあとは、全国の小学校で「相撲基本体操」が行われるようになったそうです。

来月90歳になる福澤盛吉さんは、夫のシコトレ教室の生徒さんですが、長野県飯田市の小学校で4年生から6年生までの3年間、実際に「相撲体操」をしていらしたお方。

79歳のときに脊柱管狭窄症の手術を受け、歩けない状態から様々な健康法に取り組み、再び歩けるまでに回復。

その健康法のひとつに「相撲体操」がありました。小学校時代を思い出してやり始めたのだそうです。

それまでも、大切な家族の戦死や敗戦、会社経営の苦難など、つらいときや心が折れそうなときに思い出しては「相撲体操」をして乗り越えてきたそう。
「相撲体操」をすると、がんばろう、と前向きな気持ちになれたのだといいます。

夫のシコトレ教室に初めていらした5年ほど前、福澤さんはすでに完璧なまでの見事な股割りができていたという、スーパーおじいさん!

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その後も夫の指導を受けながら、ご自分なりに工夫して続けていらっしやいます。

いま夫は、福澤さんをモデルにした、高齢者向けのシコトレ本を執筆中。

壁やソファにもたれたり椅子に座った状態で、高齢者でも無理なくできるシコトレの方法を紹介しています。

『いまからでも遅くない 転ばぬ先のシコ』は、今年の敬老の日に刊行予定です。