美人すぎる前座

先月、鈴本へ行ったときに高座返しをしていたのは
“美人すぎる前座”こと金原亭乃ゝ香さん
帰りは彼女の太鼓に追い出され…。

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親の反対を押し切って落語の世界に入ったという乃ゝ香さん
週刊新潮の記事によると、師匠の金原亭世之介さん
“男社会の中で女性の立ち位置を開拓していく楽しさがある”と言ったとか
腹の座ったたくましいお言葉!

大相撲界と同様、落語の世界に古いしきたりが多く、
当の彼女の師匠である世之介さんが、
何百年もの間、男が男のためにやってきた芸だから、
基本的に「女に落語はできない」と思っているというのだから、
女性としてこの世界でやっていくのはどんなにたいへんなことでしょう。
でもあの日、彼女は気負うことなく自分のやるべきことを淡々とこなしているように見えました。
 
落語界と相撲界は似たところも多そうですが、
いまでは女性が落語を聞きに行くこともできれば、高座に上がることもできる点で
落語は相撲より開けています。
相撲は、明治の初めに女性の観戦が全面的に解禁になりましたが、
いまも土俵には上がれませんから(アマチュアは除く)。
 
落語400年の歴史のなかで初めて女真打が誕生したのは24年前
この10年でずいぶん増えたそうですが、乃ゝ香さんもまずは真打になるまで
がんばってほしいと思います。