相撲と音楽の「心技体」

神田佳子さんは打楽器奏者にして、意外と多い相撲好きな音楽家のおひとり。

夫が2016年の“さいたまトリエンナーレ”という芸術祭でごいっしょして以来のお付き合いです。

3月10日・11日に開催された、神田さんプロデュースの“打楽器アンサンブルプチフェスタ 2018”。
今回のテーマは「心技体」。
よりよい演奏をするためには、心技体を整える必要があると常々思っていたそうですが、今回は敢えてこれをテーマに。

楽家の方々と親しく交わるようになってから、音楽と相撲の共通性を改めて感じていた夫ですが、両者に通底するもののひとつはこれだったのかもしれません。

コンサートの構成は、『相撲組曲「Xe」』を軸に、相撲の要素があちらこちらに散りばめられていて、相撲好きなら、そのディテールにまでこだわった演出に心がくすぐられること請け合い。

とりわけ興味深かったのが、「打楽器初っ切り」。
相撲の初っ切りよろしく、若い男性奏者二人が向き合って、いろいろな打楽器の珍しい打ち方をコミカルに紹介。
打楽器への興味喚起に一役買いました。

夫も大阪に乗り込む前に、相撲に関わる部分について助言などをしたことから、プログラムに協力者として名前を連ねています。

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