珍対決

今日の幕内前半戦に組まれた、玉鷲vs豊響の一番。
なんとこの両力士、ともに1984年11月16日生まれなのだそうです。
28年前のまったく同じ日に、おのおのモンゴルと日本で産声をあげた二人がいま、
土俵上で相まみえることになろうとは!
今日、玉鷲が勝って通算の対戦成績は仲良く4勝4敗となりました。
 
昨日は、豪栄道vs勢のナニワの同級生対決が話題に。
大阪場所だけに場内はたいへんな盛り上がりでした。
 
大学や高校の先輩後輩対決や、同級生対決、わんぱく相撲時代からのライバル対決などは
NHKの中継でも話題に上りがちです。
 
夫は、初の国立大出身力士として、また昭和以降の最年長力士として一部では注目されていたので、
史上初の国立大出身力士同士の対決、二人合わせて79歳の高齢対決、
45歳と15歳の最大年齢差対決などの”珍対決”がしばしばスポーツ紙に取り上げられました。
 
国立大出身力士対決は序二段の土俵でしたが、
関心が高かったのか、対戦相手のご当地場所だったこともあってか、
いつもはガランとしている午前中の館内にはお客さんも比較的多く、
土俵下には驚くほどの報道陣が詰めかけ、なんだか異様な空気が土俵まわりを覆っていました。
 
私が見た夫の相撲のなかで土俵下にあんなに報道陣が多かったのは、
このときと最後の相撲のときだけです。