横綱土俵入りは喜びを表現している!?

昨日は狂言の「蝸牛」見たあと、
演者の狂言師Oさん、Nさんのお二方とお話させていただく機会に恵まれました。

狂言師さんと夫は、互いの話のなかに、能楽と相撲の類似点を見い出し、
盛り上がっていました。

江戸時代には能楽師も相撲取りも有力諸藩に召し抱えられていた点で共通しているほか、
勧進相撲」「辻相撲」があったのと同様「勧進能」「辻能」があったとか、
「立ち合い」など言葉にも共通性があるようです。

とくに興味深いのは、能における喜びの表現と酷似した動きが横綱土俵入りのなかに見られること。
両手を大きく開いたあと、胸の前でパチンと柏手を打つ動作が、能において喜びを表すのなら、
横綱土俵入りにも喜びの気持ちが含まれているのではないか、と推測できます。

ところで、狂言師Nさんとは初対面だったのですが、
奥さまがお相撲好きとのことで、
夫の名刺を「いいお土産ができた」と喜んでくださいました(*^^*)

狂言師の妻でありながら、能楽堂より国技館のほうに頻繁に通っていらっしゃるとか。

大ファンだった朝青龍が引退したときには、3日間泣き続けていらしたというから筋金入りです!

先日、小料理屋さんで出会った貴ノ花ファンの女性の徹底ぶりに
もかなり衝撃を受けたけれど、
こちらの熱狂ぶりも相当なものです。

奥さまご本人とお会いして、相撲談義を交わしたい衝動に駆られています。