還暦土俵入り

お昼すぎに国技館の前を通りかかると、何やらたくさんの人でにぎわっているので、
何かのイベントでもあるのかしら、と正面木戸口に足を進めると、
本日は北の湖親方の還暦を祝う会」↓
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木戸口には浴衣姿のお相撲さんが座っています。
いつもは木戸番の親方衆が座っているので、なんだか新鮮↓
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2か月ほど前に、還暦土俵入りのために綱打ちをした、というニュースがありましたが、
今日が本番だったんですね☆
 
先の5月場所中に60歳を迎えられた北の湖理事長の土俵入りでは、
太刀持ちを元横綱千代の富士、露払いを元横綱貴乃花が務めるというから、超豪華版。
一見の価値大アリです!!
 
中に入って生で見たかったけれど、招待客もしくはパーティー券を持っている人しか入れないようでした。
夫の部屋は一門が違うので、参加しないどころか、合宿で東京を留守にしちゃってます。
 
ところで還暦土俵入りの第1号は、22横綱太刀山
太刀持ちと露払いにかつての弟子を従えて、1937年に上野精養軒で行われたそうです。
 
一方、理事長として初めて還暦土俵入りを行ったのが、1951年の31横綱常ノ花
太刀持ちが、あの“相撲の神様”と呼ばれた元横綱双葉山、露払いは現役の横綱千代の山
当時の写真を見て驚いたのは、引退して5、6年経っているはずの不惑双葉山のからだに
まったくといっていいほど衰えが見られないこと。
髷はなくとも、化粧まわしに綱を締めた姿がバチッと決まっているのは、
立派な太鼓腹のおかげでしょう。
 
記憶に新しいところでは、2002年の北の富士さん、2000年の大鵬さんの還暦土俵入りが印象的でした。
北の富士さんのときは、自ら育てた横綱二人を太刀持ち千代の富士)と露払い(北勝海)に従えた、
これまた豪華で心打つ顔ぶれでした。
 
大鵬さんの還暦土俵入りでは、
今日の主役・北の湖親方が太刀持ちを務めておられました(露払いは九重親方)。
 
何人かの横綱太刀持ちや露払いを務めてこられた九重親方
いよいよ2年後に還暦を迎えられます。どんな土俵入りになるのでしょうか。
 
いまでは還暦に赤いちゃんちゃんこを着る人も少なくなりましたが、
それにしても還暦に赤い綱を締めて土俵入りをする習わしは
これからも守っていってほしい、まさに美風ですね。