俳句って奥深い。

私は突如として俳句に魅入られ、ここ3カ月ほど、ことあるごとに自由に楽しんで作っています。
 
先日、俳句の大センパイであるところのオジサマに自作の句を見ていただいたときのこと。
 
処女作については、「場景が浮かんでこない」「わかりにくい」とのご指摘。
自分ではけっこういい出来だ、と思えるお気に入りの句だったものだから、ちょっぴり悔しくなって
「じゃあ、これはどうですか!?」とやや挑戦的な口調で、もう1句、相撲に関する句を見てもらいました。
するとこちらも、「ひとりよがり」。
えー、そんなぁ。こちらはブログで発表しちゃったというのにぃ。
 
いい句とはどんなものか、短いレクチャーを受け、納得すると、
ブログに載せちゃったのが、ものすごーく恥ずかしくなってきました。
 
さてこのオジサマが、「特選」との評価を受けたという、相撲がらみの句を披露してくださいました。
 
 
初場所四股名幟の棹きしみ
  新たな年を迎え、初場所に臨む力士の緊張感を詠んだそうです。
 
ん~、たしかに場景がよく伝わってきて、共感できます。
さすがですね~☆
 
やっぱりひとりで自由気ままに作るばかりでなく、人に評していただく(そしてそれを素直に聞く!)のは
大切であると改めて思い知りました。
 
いつの日か、小林一茶久保田万太郎のような
相撲への愛にあふれた味わい深い句を作れるようになったらいいなぁ。
 
 
薄闇(くら)き相撲太鼓や角田川(隅田川  一茶
  一茶が文化元年から数年間住んでいたという本所相生町(現在の墨田区緑)は、
  当時相撲が行われていた両国回向院のほど近くだったので、
  未明に鳴り響く一番太鼓の音がよく聞こえたのでしょう。
 
 
初場所や控へ力士の組みし腕  万太郎
  こちらも初場所の土俵にいままさに臨まんとする力士の緊張感が
  ひしひしと伝わってくる名句ですね~