木村庄之助さんの書

先日、上野広小路亭で講談を聞いてきたのですが、
ここには、客席から見て正面、つまり高座の背後に
木村庄之助さんによる「日々是好日」の書が飾られています。
几帳面でありつつ、やさしく温かみのある字です。
 
何代目の庄之助さんなのか、目を凝らして見たのですが、確認できず仕舞い。
中入りや終演後は幕が引かれるため、写真を撮ることはおろか、
そばまで行って確かめるのもむずかしい状況なのです。
 
しかし私は、2年前に定年退職された、立浪部屋所属の第35代ではないかと推測しています。
というのは、ここ上野広小路亭とともに日本橋亭、両国亭などの演芸場を所有する永谷グループは
一時期、立浪部屋のタニマチだったとの情報を夫から得たからです。
 
永谷グループの本業は不動産業ですが、日本の文化を応援しているそうで、
演芸場をもつほか、演芸スクールの開講や歴史散歩の企画などもされています。
 
東京場所ごとに開催される「大相撲寄席ツアー」は、まずは両国亭で相撲にちなんだ講談を聞き、
吉良邸跡や回向院を見学したあと、大相撲を観戦するというもの。
お弁当や飲み物、そして番付表もついているようです。
両国と相撲をたっぷりと楽しめそうな、相撲ファンにはたまらない企画。
私も一度は参加してみたいなぁ。
 
話は戻りますが、上野広小路亭の書についての私の推測が当たっているかどうか、
ご存じの方があったらおしえてください~