はね太鼓

今日は上野の鈴本演芸場へ。

土曜日だからか、立ち見が出るほどいっぱいで、「落語ブーム」を実感した次第。

落語女子もにわかに増殖中とのことですが、今日はあまり見かけませんでした。

二楽さんの紙切りでは、「ひな祭り」などとともに「稀勢の里」のリクエストもあり、即興で雲竜型の土俵入りをする姿を切ってくれました。

完成品をいただけるのは、リクエストした方。
うらやましい~

殿まで聞いて外に出ると、太鼓の音が。前座さんが切符売り場の上で「はね太鼓」を叩いていました。

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相撲のそれと同様、お客さんが帰る様子を打っているそうで、初めは「デテケ、デテケ(出てけ、出てけ)」、それからお客さんが木戸を出ていろんな方向に帰るので「テンデンバラバラ、テンデンバラバラ」、客席から全員出たところで、太鼓の縁を「カラ、カラ、カラ(空、空、空)」。

夜の部の最後に太鼓の縁をバチでこすって「ギー」という音をたてるのは、木戸の鍵をおろしましたという意味だそう。

とくに「デテケ、デテケ」のバチさばきは難しいそうで、これをうまく叩けるようになると前座さんも一人前なんだそうです。

呼出しさんの太鼓修業もたいへんですが、前座さんにとってもやはり難関のようです。