總登さんとのお別れ
先月29日の朝、国技館では稽古総見が公開されましたが、
大広間で行われました。
200人もの方が参列され、一門の弟弟子だった八角理事長が弔辞を述べられました。
この日のために夫をはじめ部屋のみんなで準備をし、
当日は部屋の行司である木村朝之助さんが司会を務めました。
お別れの会のあとには、奥様が遺影を抱き、娘さんと土俵の周りを回ったあと、
土俵を背に記念撮影をしたそうです。
最高位は幕下二枚目。
昭和60年の現役引退後は世話人として相撲界を支えてきました。
お会いするといつもニコニコ、気さくで飾らない方でした。
トータルで50年近く相撲に関わってこられた方なので、
ご家族や部屋の仲間たちとともに土俵とのお別れができたことを
喜んでくださっているに違いありません。
これからは天国から高砂部屋、さらには相撲界を見守ってくださることと思います。