1993年初場所の各段優勝

年に2、3回開催される「一ノ矢会」はディープな相撲愛好家たちの集う飲み会。 開催場所はたいてい、元お相撲さんが営むお店です。 先月は元井筒部屋の祥映斗さんの“riverside ryogoku”にて。 祥映斗さんは現在、俳優「両國宏」として活躍中です。 さてその祥映…

役目を終えた幟の行方

場所が終わると幟は片付けられ、贈り主のもとへ。 場所や状況が許す方はそのまま立てることもあるでしょうし、 座布団カバーにしたり、シャツに仕立てたり、その使い道は人それぞれ。 幸鮓さんがこの9月場所、朝乃山に贈られた幟は、 今度お店にうかがうと…

力士幟のお話

今場所、北門横に立てられた朝乃山の幟。 蔵前は幸鮓さんから初めて贈られたものです。 幟は、関取一人につき、一場所1本と決まっていますので、 贈りたいという方が複数いらしたら、早い者勝ちに。 幟の立つ位置は、正面木戸口にいちばん近いところが“上座…

国技館でちゃんこ

今場所、国技館で提供されているのは高砂部屋のちゃんこ。 初日に出たのは2300食、これまでの最高記録だそうです。 私が訪れた6日目の2時すぎも賑わっていました。 大広間に流れていたのは、「相撲錬成歌」と「ひよの山かぞえ歌」♪ 今日中日まではこちらのソ…

がんばれ朝乃山

われらが蔵前・幸鮓さん! 今場所、のぼりを出してくださっています。 館内でもひと際声援が大きく、タオルを掲げて応援している人は 御嶽海に次いで多いように見えました。 そんな皆さまの後押しのおかげで、朝乃山は今日も勝って5勝1敗。

四股探求の旅

日本武道館が発行する雑誌「武道」。 編集顧問には、養老孟司さんや山折哲雄さんなど、錚々たる顔ぶれが並びます。 今月からこの「武道」に夫が連載を始めました。 題して「四股探求の旅」。 シコや腰割り、テッポウなど、伝統的な鍛錬法の核心に迫ろうとい…

ソップ炊きと塩炊き

毎場所、国技館地下の大広間で振舞われている“バラエティーちゃんこ”。 1日に1000食近く(土日は2000食超)も出るほど好評なんだそうです。 この9月場所は高砂部屋のちゃんこということで、 現ちゃんこ長の大子錦さんと前ちゃんこ長の夫がきのう、 打ち合わ…

緑青の屋根が心の慰めに

春から体調を崩しておりまして、更新が滞っておりました。 4月末からしばらく入院したのは、同愛記念病院。 両国国技館とは目と鼻の先で、言わずと知れた、お相撲さん御用達ホスピタル。 私がお世話になった8階の病棟にお相撲さんはいませんでしたが。 スカ…

ヒゲ剃り上手の床山さん

遠藤が八王子巡業で、特等床山の床蜂さんに大銀杏を結ってもらってご機嫌だったとスポーツ報知に出ていました。 現在、横綱白鵬の髷を結う床蜂さんは、元横綱吉葉山の宮城野部屋に入門し、北の湖や千代の富士など大横綱の大銀杏を結ってきた、この道48年の達…

事実は小説より奇なり

プチ同窓会では、神田佳子さんのダンナさまFクンと、ん十年ぶりの再会を果たしたわけですが、神田さんとは初対面。 私が小学校卒業後、横浜に引っ越したと言うと、ご実家が横浜という神田さんが、「横浜のどこですか?」 するとなんとなんと! 私が引っ越し…

相撲が引き寄せた縁

相撲好きの神田佳子さんのダンナさまもまた年季の入った相撲好き。 昨夏お二人で部屋の平塚合宿に遊びにいらしたときのことです。 ダンナさまのご実家が鎌倉という話になり、夫が「うちの奥さんも鎌倉の小学校に通っていたんですよ」と言ったことから、なん…

パーカッショニストの相撲太鼓

『相撲組曲「Xe」』で使われた相撲太鼓は、神田佳子さんが浅草の太鼓店に出向いて、清水の舞台から飛び降りる気持ちで?手に入れた“マイ太鼓”。 呼出さんが入門して最初に教わる「ふれ太鼓」をマスターするのに2~3年、「はね太鼓」まですべて打てるように…

相撲組曲「稀勢の里」

神田佳子さんは稀勢の里の大ファン。 作曲も手がける彼女はついに『相撲組曲「Xe」』を作ってしまいました。 Xe=キセノン=稀勢の里! 「壁と孤独と」「愚直な相撲道」「心技体の歯車」「綱の重み」など、7楽章からなっています。 2台ピアノのために作曲…

相撲と音楽の「心技体」

神田佳子さんは打楽器奏者にして、意外と多い相撲好きな音楽家のおひとり。 夫が2016年の“さいたまトリエンナーレ”という芸術祭でごいっしょして以来のお付き合いです。 3月10日・11日に開催された、神田さんプロデュースの“打楽器アンサンブルプチフェスタ …

続・しこ名あれこれ

ところで夫は、「一ノ矢さん」とか「松田さん」とか 本名にちなんで「てっちゃん」と呼ばれることが多いのですが、 「徳さん」「徳ちゃん」と呼ぶ方が、私の知る限りでは2人いらっしゃいます。 「一ノ矢」に改名する前のほんの2年ほどの「徳の島」「徳錦」…

しこ名あれこれ

高砂部屋はいま空前の改名ブーム。 初場所に朝山端が朝鬼神、朝森本が朝虎牙とそれぞれ改めたのを皮切りに、 今場所は、朝横道→朝心誠、朝達家→朝童子、朝塩本→朝阪神と改名。 それから朝大門は、字はそのまま、読みをオオカドからダイモンにプチ改名しまし…

朝赤龍→錦島親方

引退相撲終了後、国技館地下の大広間に場所を移して行われたパーティーには700人ほどの方が来場されました。 そのなかには、モンゴル出身や明徳義塾高校出身の関取衆も。 横綱鶴竜と白鵬は鏡割りに登場。 入門から引退までを約30分にまとめたDVDを放映したり…

朝赤龍引退相撲

朝赤龍引退相撲がいよいよ明日に迫りました。 千秋楽の翌日から、連日国技館に通って、その準備を続けてきた夫。 週の前半は疲れ切った顔をしていましたが、昨晩は目処がついたらしく明るい表情で比較的早めに帰宅。 きのうは、朝赤龍本人や当日司会を務めて…

初めての大銀杏

初場所が終わりました。 高砂部屋のお相撲さんは、半数以上が勝ち越し、 きのうの千秋楽打ち上げパーティーは、明るい雰囲気が漂っていました。 部屋頭の朝乃山は、途中連敗に苦しんだものの、終わってみれば9勝6敗の好成績。 初日から初めての大銀杏を結…

12日目

空気はとても冷たいけれど、真っ青な空に色とりどりの幟が映えます。 本日も満員札止め。 関取の休場者は8人となり、中入りの時間に、庄太郎さんによって明日の取組が披露されました。 朝乃山には千代丸。 満員御礼の垂れ幕も下りてきて、幕内の取組が始ま…

納谷・豊昇龍といっしょに

新序出世披露が中日の国技館で行われました。 期待と注目と話題の集まる納谷と豊昇龍といっしょに高砂部屋の朝東も 朝乃山の化粧まわしを借りて土俵に上がりました。 朝東は、朝青龍・朝赤龍と同じ明徳義塾高校出身。 高校1年生、2年生のときに高砂部屋の高…

初場所初日

新年を寿ぐような心地よい日差しが降り注ぐなか、初日を迎えました。 2時前に到着すると、木戸口前には長蛇の列が。 入場するためにこんなに並んだのは初めてです。 協会ご挨拶のときには、すでに満員に近い状態でしたが、観客から送られる拍手はいつもより…

ローカル部門の検索大賞に関取二人

今年のYahoo! 検索大賞は「ブルゾンちえみ」が受賞。 ローカル部門では、二人もお相撲さんが受賞しています。 茨城県部門賞には「稀勢の里」。 こちらは今年横綱昇進を果たし、茨城県のみならず全国的に話題を集めたので、不思議ではありません。 さて、もう…

宇佐神宮でシコを奉納

きのうから冬巡業が始まりました。 今日の長崎県五島市、6日の福岡県直方市を経て、7日は大分県宇佐市で開催されます。 双葉山没後50年を記念して行われる宇佐巡業ですが、一足お先に、双葉山の生まれ育った宇佐に行ってきました。 夫の達ての希望で、双葉…

白鵬vs遠藤

やってきました、九州場所。 今年は例年より幟の数が多いように思いました。 14日目ともなると、やはり盛り上がりがすごいです。 私もいつになく興奮気味。 今回は向正面なので、席への出入りはお相撲さんと同じ花道。 これは地方場所ならではのこと。 去年…

浪曲「雷電と八角」

京山幸枝若の独演会に木馬亭へ。 演目のひとつ「雷電と八角」に惹かれて、足を運んでみました。 講談では「雷電の初土俵」として知らる名作。 並外れた体格と怪力の持ち主だった雷電。 谷風に見込まれて幕内付け出しで初土俵を踏んだ彼は、 古参の八角に両差…

角聖 双葉山

双葉山のお孫さんである穐吉次代さんから、お酒をいただきました。 その名も「角聖 双葉山」 双葉山の出身地・大分県宇佐市の酒造メーカーのもの。 堂々とした風格の漂う名横綱は、相撲界では“角聖”と称されますが、 バックラベルによればこの日本酒「角聖 …

美人すぎる前座

先月、鈴本へ行ったときに高座返しをしていたのは “美人すぎる前座”こと金原亭乃ゝ香さん。 帰りは彼女の太鼓に追い出され…。 親の反対を押し切って落語の世界に入ったという乃ゝ香さんは、 週刊新潮の記事によると、師匠の金原亭世之介さんに “男社会の中で…

日本酒「太刀山」

きのうのNHKのテレビ中継では、“土俵の鬼”の若乃花の「呼び戻し」を紹介していましたが、 力強い「呼び戻し」を得意とした第22代横綱・太刀山も話題に。 今場所新入幕の朝乃山は、太刀山と同じ富山市呉羽町の出身。 北日本新聞社が朝乃山新入幕の号外を出し…

転ばぬ先のシコ

ご紹介が遅くなりました。 先週、夫の著書が発売になりました。 今回は高齢者向けのシコトレ本。 敬老の日の贈り物にいかがですか? https://www.amazon.co.jp/dp/4583110995 これまでシコトレ本は数冊出しておりますが、本人曰くいままででいちばん納得のい…