2016-01-01から1年間の記事一覧

力士の大型化と決まり手の変遷

「つり出し」は昨今、珍しい決まり手のひとつになっているようです。 今場所は2日目に蒼国来が決めていますが、 東京新聞によると幕内では、昨年1年間でたったの5回(蒼国来の2回+栃ノ心の3回)だったそう。 40年前の1975年は18人が計55回、 20年前の9…

明日は参院選&初日

明日は参院選! 名古屋場所の準備のため、公示日の前にすでに東京を離れていた夫は、 今週半ばに不在者投票を済ませたそうです。 なにせ夫は1年の半分近く東京を留守にすることから、 不在者投票や期日前投票をする機会が多いのです。 千秋楽の1週間後の日…

ひいおじいさんはお相撲さん

力士御用達・キングサイズのライオン堂の程近く、両国4丁目に佇むバー エリシオ。 こだわりの酒類がそろっており、ワインソムリエ、ウィスキーエキスパート、テキーラマエストロが、 どんな要望にも応えてくれます。 マスターはご自身もシガーを嗜むシガーエ…

相撲の拍子木

呼出しさんにとって柝は、大切な道具のひとつ。 それが最近、拍子木づくりを一手に引き受けていたお店が廃業してしまったので、 呼出しさんたちは困っているそうです。 そんな折も折、このたび発足した宇都宮後援会の会員に材木屋さんがいらして、 先日土俵…

あっという間に土俵完成。

8月に行われることになった宇都宮での合宿の準備のために、 今月上旬、夫は呼出しさんらとともに、現地を1泊2日で訪れました。 主な目的のひとつが土俵づくり。 利樹之丞・邦夫の両呼出しを中心に 現地の人夫さんが手伝ってくださったので、 初日の午後か…

部屋の合宿

夫はきのう、茨城県下妻の大宝八幡宮での合宿から戻ってきました。 親方が節分の豆まきに訪れていたのがご縁で、 15年ほど前から続いている合宿です。 大宝合宿では、朝稽古をし、 その後300人ほどのお客さまにちゃんこを振舞い、 わんぱく相撲下妻場所の開…

大相撲クルーズ

今回の大相撲クルーズに相撲界から参加したのは、 横綱鶴竜関、大関豪栄道関、嘉風関、隠岐の海関と北の富士さんのほか、 若い衆5人、行司さん、呼出しさん、床山さん、若者頭、相撲博物館学芸員の土屋さん。 高砂部屋からは呼出し利樹之丞さんと若者頭の伊…

横綱といっしょに飛鳥Ⅱ

1日に晴海埠頭を出港した飛鳥IIは今朝、横浜の大桟橋に到着。 2泊3日の大相撲クルーズを終えました。 飛鳥IIは全長241m、幅は29.6m、客室が436室ある、日本船籍としては最大の客船。 その飛鳥IIには、ゲストとして横綱鶴竜、大関豪栄道、嘉風、隠岐の海、…

甚句づくりの名人

相撲甚句全国大会の始まりは……。 昭和43年から相撲甚句愛好者のための甚句会を日本各地につくり、 指導普及に努めてきた呼出し永男(のりお)さんが、 昭和61年から全国大会を開催し始めたといいます。 永男さんは、昭和31年から相撲甚句の作詞を始め、 38年…

相撲甚句全国大会

昨日、「相撲甚句全国大会」が、江戸東京博物館の1階ホールで行われました。 主催は日本相撲甚句会。 文化庁、NHK、東京都、NHK厚生文化事業団が後援している、今年で第24回を数える由緒ある大会です。 呼出し利樹之丞によるふれ太鼓で開幕し、28の甚句会が…

幕内優勝賞品

今場所こそは稀勢の里が賜杯を抱くのでは、と大いに期待しましたが、終わってみれば白鵬でした。 優勝力士は天皇賜杯にはじまり、東京場所では20ほどの表彰を受けます。 それぞれの副賞は、たとえば モンゴル国総理大臣賞はカシミヤ毛布、 日仏友好杯はピエ…

中日の国技館

中日=三社祭の最終日、わが家のベランダからお神輿を見てから、国技館へ出かけました。 午後2時前に到着しましたが、木戸口には入場のお客さまが列を成していました。 日曜日に行くことはめったにないせいか、入場するのに並んだのは初めてでちょっとビック…

迅速対応! でも一方で…

以前ご紹介した相撲協会員や関係者に配布される相撲手帳。 その巻末に収録されている相撲便覧には、以下の各名簿が掲載されています。 ・年寄 ・横綱審議委員会委員 ・日本相撲協会運営審議会委員 ・相撲教習所講師 平成17(2005)年版までは、年寄名簿には…

豪快に盛り付け

昨日のカツオのたたきはこんなかんじ。 夫が盛り付けると、やはり豪快。

カツオのたたき名人

目には青葉 山ほととぎす 初松魚 夏が立ち、いよいよ五月場所が始まりました。 そしてわが家の食卓にはカツオのたたきが上りました。 カツオのお刺身を一柵買ってきて、表面を軽く炙り、 氷水に取って余熱で中に火が通るのを防ぎます。 水気を拭き取り、適当…

總登さんとのお別れ

先月29日の朝、国技館では稽古総見が公開されましたが、 午後には3月30日に急逝された、高砂部屋の世話人・總登さんのお別れの会が 大広間で行われました。 200人もの方が参列され、一門の弟弟子だった八角理事長が弔辞を述べられました。 この日のために夫…

進取の気性に富む相撲界

大相撲にビデオ判定が導入されたのは、ほかの競技よりもずいぶん早い、1969年のことでした。 その年の三月場所“世紀の大誤審”と騒がれた大鵬と戸田の一番をきっかけに 相撲協会は肉眼での判定を補う方法を検討。 その結果、翌五月場所にはさっそくビデオ判定…

只今の協議についてご説明いたします。

今日逸ノ城に敗れて負け越した佐田ノ海関。 NHKの藤井アナによると、幕内12場所中16回も物言いのつく相撲を取っているのだそう。 今場所の物言いは3回、まさに行司さん泣かせのお相撲さんです。 きわどい相撲でたとえ取り直しがふさわしいと思っても、 かな…

稀勢の里の優勝記念切手発売なるか?

きのうの午後、近所の郵便局を訪れると、窓口にはこんなチラシが。 琴奨菊幕内初優勝記念フレーム切手セット4800円也。 52円切手10枚のフレーム切手シートに、ポストカード14枚、 サイン入り手形や初場所の成績が収録された箔押しホルダー、 初場所番付表の…

春場所中日とお彼岸のお中日

琴奨菊の綱取りに注目が集まる春場所は今日、中日を迎えました。 そしてお彼岸のお中日。 高砂部屋はお寺さんを宿舎にしていることから、 毎年この日は、夫が“引っ越し”と呼ぶ作業にお相撲さんたちも大忙し。 宿舎にしている久成寺さんでは、お彼岸のお中日…

相撲手帳

「相撲手帳」といえば、相撲協会が発行し、年の瀬になると協会員や関係者に配られるもののほかに、 ベースボールマガジン社の「相撲」誌12月号の付録としてついてくる「相撲手帖」もあるようです。 ベーマガの付録の表紙は大入り袋を模した、迫力あるデザイ…

草津よいとこ一度はおいで♪

ここのところ体調が優れなかったため、湯治場・草津にいってきました。 草津界隈の地図を見ていると、「日本相撲協会 相撲研修道場」なるものを発見。 さっそく雪の舞うなか、行ってみました。 2階建ての立派な和風の建物。 1988年に開設されたそうですから…

座布団乱舞

初場所14日目の結びの一番。 横綱白鵬が大関稀勢の里に敗れるや、 舞うわ舞うわ、座布団がいつまでも舞い続けました。 たしかに座布団乱舞の光景は、相撲観戦の醍醐味のひとつ。 この日は桝の後方に座っていたので、この光景をいささか興奮気味に楽しみまし…

高見盛の大銀杏を結った床山さん

床山さんによる髪結い実演を間近に見る機会を得ました。 大銀杏を結っているのは、東関部屋の床泉さん。 入門から17年ほどの三等床山で、長く高見盛関の大銀杏を結ってきました。 行司さんになりたくて16歳で相撲界の門を叩きましたが、 空きがなかったため…

今は昔の「中学生力士」

玉輝山さんの3年後1967年に初土俵を踏んだ、故・北の湖前理事長もやはり、そのとき13歳でした。 いまでこそ入門は義務教育修了後と定められていますが、当時は「中学生力士」が認められていました。 それが71年11月場所中に中学生の本場所出場が問題となり、…

糸島出身のお相撲さん

亡き父は、福岡は糸島の生まれ。 自然豊かで、海あり、山あり、おいしいものあり、 福岡の中心部から30分ほどという立地も手伝って、 最近は観光地、移住先として人気のスポットになっています。 糸島出身の著名人には、山崎元幹(満鉄最後の総裁)や 元プロ…